2012.12.29 Saturday
投影バイアス
投影バイアス
将来の快楽や感情の予測は、現在の感情や動機の状態にアンカリングされる。
空腹、性欲、怒りなどによって興奮しているとき、
また、冷静なとき、
そのどちらの状態のときでも、人は『そっち側』の精神状態を予測できない。
たとえば空腹のときは、食事をしてもずっと空腹が続いているような気分になり、
満腹のときは、ずっと空腹にならないような気分になる。
スーパーで食事の買い物をする時も、
空腹時と満腹時とでは、購入する品物の数も違ってくるだろう。
『未来の自分もきっとそういう精神状態のはずだ』
と思ってしまうこと、それを投影バイアスという。
これを克服できたら人として強い。
シュワちゃんを見て育った私は、
特殊部隊の精鋭に憧れ、よくこういう克己心を鍛えるトレーニングをしていた。
投影バイアス
2012.08.07 Tuesday
テンション(張り)の法則
テンション(張り)の法則
これは私が独自に考えた法則だが、
もしかしたらこれに近い概念は存在するかもしれない。
ただ、随分と長い間、この問題をどう言い表せばいいかが分からなかったため、
こう名付けた。
『テンション(張り)』。
つまり、輪ゴムのテンションを考えればわかりやすいように、
輪ゴムは、自身が持つ耐久性以上のテンション(圧力)がかかれば、
ちぎれてしまい、
ギリギリまでのテンション(圧力)であれば、
そこから解放された後に、現状の位置から大きく飛躍する(飛ぶ)。
そして当然、テンション(圧力)がかからなければ、
現状の位置に、そのまま存在するだけである。
これが私は、『人間の成長の仕組み』にとても似ていると考えた。
つまり、
『悔しさをバネに』、
『神は乗り越えられる試練しか与えない』、
等の背景にある現象を、もっと具体的に説明した法則である。
私の周りも含めた、多くのお金を掴んだ人達の共通点に、
『幼少期の貧乏体験』というものがある場合が多い。
荒んだ家庭に生まれた子供が、『温かい家庭』に憧れ、
貧弱体質に育った子供が、『屈強な空手家』になる。
その『テンション(圧力)』が、その人達にとって、
もう少しだけ強くのしかかっていたとしたなら、
もしかたしたら彼らは、飛躍することなく、ちぎれてしまっていたかもしれない。
そう考えると、彼らにかつてのしかかった『テンション(圧力)』は、
彼らを飛躍させるための、重要な圧力だったのである。
私自身もこれを良く理解しているつもりで、
今後このことについて、更なる研究を重ねていくつもりである。
テンション(張り)の法則