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2010.03.24 Wednesday

人は同情をほしがる

評価:
デール カーネギー,Dale Carnegie,山口 博
創元社
¥ 1,575
(1999-10-31)

 
人は同情をほしがる


アーサーゲイツ博士の有名な著書、『教育心理学』にこうある。

『人間は一般に、同情をほしがる。

子供は傷口を見せたがる。

ときには同情を求めたいばかりに、自分から傷をつけることさえある。

おとなも同様だ。

傷口を見せ、災難や病気の話をする。

ことに手術を受けたときの話などは、事細かに話したがる。

不幸な自分に対して自己憐憫を感じたい気持ちは、低度の差こそあれ、

だれにでもあるのだ。』


読んでいて、17歳の時を思い出した。

院で、俺は剣道強化生という、狭き門の練習生だった。

だが、話通り練習はきつくて、まったくの剣道素人の俺は、

足の皮がずるむけ、流血したことなどなく、それを先生に見せた。


『先生、こんなになってしまいました。見てください。』


その先生は、優しく包み込むような先生だったので、

優しい言葉をかけてほしいとでも思って言ったのだろう。

しかしその恩師は言ったのだ。


『なに甘えたこと言ってんだよ。男だろ?』


普段優しい先生なのに、驚いた。

恥を知り、プライドが傷つけられた。

しかしたしかに、恩師の言うとおりだった。

俺は、”男”だ。


たったの一言ずつの会話だった。

だが、その一件で固く誓った。

俺の体がどうなろうと、絶対この練習をこなしてみせる。

誰に何の文句も言わずに。

女みたいに、ピーピー騒がず、やり貫いて見せる。


俺は、何度も同じことを言われて黙っていられるほど、大らかじゃない。

もう、二度とこんな恥は味わいたくないから、一度言われたら改めるのだ。

俺はそれが、本当にプライドが高い奴の取る行動だと思っている。


そうして俺は、練習を貫くことができたのだ。

鬼のような特訓期間が終わった。

そして恩師ははじめて、皆の前でこう言ってくれたのだ。


『一瀬は”男”なんだよ。一瀬は、練習でつらいはずなのに、

体が悲鳴を上げていたはずなのに、何も言わずに、

頑張って練習をこなしたんだ。

みんなの中には生活が辛い辛いと、すぐ弱音を吐く人もいるだろう。

みんな、一瀬を見習ってくれ。

そういう時は、もっと辛い思いをしているのに、一言も愚痴を言わない人がいる

ということを、忘れないでくれ。』


そこには、感動があった。

そこには、『言葉をかけてもらう』という今までの手段以外の、

同情、慰め、『愛情』があった。

黙って俺のことを、数か月見守ってくれていたのだ。


俺は、同情してほしかった。

愛情がほしかった。

すごく辛いことをこなしているんだということをアピールする、

見栄もあっただろうし、自惚れもあった。


だが、その行為があまりに無責任で、子供っぽくて、女々しいことを学んだ。

俺が弱音を吐くことで、テストに落ちた他の寮生がどう思うか、

そんなことも考慮しなければならなかった。


由緒正しい伝統の強化生として、凛としていなければならなかった。

俺に厳しくしかりつけたのは、本当につらい剣道強化の練習を、

逃げることなくこなしてもらうためでもあった。

足の皮がずるむけたくらいでガタガタ言ってるようでは、

とても練習をこなしていけない、と檄を飛ばしてくれたのだろう。



とにかく、こんなに我の強く、プライドの高い俺にでも、

同情を求める』ということはある。


リストカット等の自傷行為に走る人たちは、

きっと誰かにかまってもらいたい、本当の自分を知ってもらいたい、

そういう一心で行為に至るのだろう。

みんな、誰かに『理解ってもらいたい』と思っている。

つまり、『同情を求める』ものだ。


俺も、そうだ。

感情の部分で話をすれば、

さびしい

からだ。


だが俺は、それから”困難”に立ち向かい、数々の試練をと闘ってきた。

俺は、感情に打ち勝つことができる。

たとえさびしくても、俺は自分を貫いてみせる。

その強い気持ちこそが、道を切り開くんだ。


同情を求めて、表面的で、本当は自分とは違う考え方の人たちとばかり、

話していてはいけない。

たしかにそっちの方が楽だし、満たされるものもあるかもしれない。

しかし、それは結局、『寂しさ』を紛らわすためだけの手段でしかない。


『寂しいから結婚する』ようなものだ。


そんな結婚が8割以上かもしれない。

そんな考え方の人たちが8割以上かもしれない。

8割を占めているなら、それが人間なのかもしれない。


だが俺は、8割で生きるつもりはない。

俺の人生は、波乱万丈だからだ。


だからこれからも、『判断を誤らず』、向上への道を、一歩一歩、間違えずに

歩んでいくつもりだ。


男を貫いたり、偉そうにしたり、人の上に立ったり、強く生きようと誓う人間は、

同情など求めては、いけないのだ。


だが、なかなかどうして、すぐに理解されないことは、悪くない。

自分が間違っていなければ、すぐに理解されなくても、必ずいつか報われる

ときがくる。

それに、その時の感動は、間が空いた分だけぎっしり詰まっているのだ。


そう思えるのは、誤解されることを恐れず、強い愛情を持って教えてくれた、

恩師のおかげなのだ。

恩師と呼べる人に出会えたことは、俺の人生にとって、大きな財産だ。


もし恩を返せるとすれば、それは俺が一生恩師の教えを忘れずに、貫き、

学び続け、最善は、それを人に教えていくことだ。


また再び恩師に会うことはないかもしれない。

だが俺は心の中で、恩師たちを永遠に、人生の恩師として敬い続けるだろう。

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