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2010.04.08 Thursday

公式サイトと勝手サイトによる違い

評価:
上島 千鶴,古賀 雅隆
日経BPコンサルティング
¥ 1,575
(2009-11-23)

 
公式サイトと勝手サイトによる違い

前述モバイルサイト発展の要因として、“モバイルサイトそのものの作り方や

すさ”という点に触れたが、本質的な意味では若干説明不足であるため補足

しておきたい。


モバイルサイトの成功要因は、単純にコンテンツプロバイダ(以下『CP』)に

とって“モバイルサイトが作りやすかった”ということだけではなく、CPが

モバイルサイトで利益を生み出せる“仕組み”が整っていたという点にある。


その仕組みとは『公式メニューサービス』のことであり、キャリアとCPそれぞれ

にとって利益のある秀逸なビジネスモデルであった。

キャリア側は、公式メニューというインタネットの人口と課金代行サービスを

CPに提供することで黒子に徹し、モバイルサイトの運営はCPに一任した

(課金代行とはコンテンツの使用量を通話料などと合算し、電話料金として

徴収するシステムのこと)。


CPの参入とコンテンツの増大は、キャリアにとって課金代行手数料やパケット

通信料の収入拡大につながり、逆にCPにとってはキャリアの課金代行サー

ビスを利用することで決済処理が簡素化し、またコンテンツ利用料を電話料金と

して徴収するため回収漏れがないという利点があった。

優良なコンテンツが増えれば、キャリアとCPそれぞれに利益が生まれる。

また、サービスの利用者である一般ユーザーにとっても、通話料金と合わせて

コンテンツ使用料を徴収されるという課金システムは利便性が高く、コンテンツ

利用を一層促進することになった。


当時主流の有料コンテンツと言えば、着信メロディや待ち受け画像、占い情報、

ニュース系情報などがあったが、いずれもワンコイン以下200〜400円程度の

少額な料金で利用できるものばかりである。

数千円から数万円する買い物の為にクレジットカード情報や個人情報を入力

することはあっても、たかだか数百円の為にそれをするのは面倒であるため、

通話料金と一緒に請求される課金方式は、ダウンロードや入会といったプロセス

のハードルを大きく下げた。


さらに、入会によって月額会費を徴収するコンテンツの場合、会費そのものが

少額であるがために、多くのユーザーが会員契約を継続しやすい状況を生んだ。

会費分の元を取ろうと積極的に利用する“アクティブユーザー”の影で、入会

以降ほとんど利用することもなく月額会費だけを払い続けている“非アクティブ

ユーザー”も少なからず存在するため、CPは安定した収入を確保することが

できた。

このように公式メニューサービスは、多くのCPにとって非常に魅力的だったため、

各キャリアには公式メニューへの掲載を求める企業が殺到した。

一般的にプレイヤーが増えてくると、一部に粗悪なサービスを行う業者もあり、

それらが原因で全体的なクオリティを下げてしまうと言うケースも間々見られる

ものだが、各キャリアはCPを評価するための審査基準を設けることで、公式

メニューの品質や信頼性を担保していた。


具体的にはCPの運営体制、サービス、技術に関する審査があり、それをクリア

したモバイルサイトだけが公式メニューに掲載された。

さらに審査をクリアした後も、CPはサイト運営にあたってさまざまな制約を課

された。具体的には次のようなものが挙げられる。


・自由な広告掲載ができない(広告掲載には審査が必要)

・獲得した会員情報を自由に取り扱えない

・公式メニューに登録されたWebサイト以外へのリンクを行えない


一部の中小企業者にとって、これらの制約を満たすことは容易ではなかったもの

の、この体制があることで悪質・不良なモバイルサイトが公式メニューに掲載され

ることはなく、『キャリアに認定されている』という安心感がユーザーの利用を促進

した。

このようにキャリアに認定を受けているか否かということが、モバイルサイトに

“信頼性”という付加価値を与えることから、公式メニューに掲載されているサイト

を『公式サイト』と呼び、これに対してキャリアの審査を受けていないモバイルサイト

(申請中のものを含む)を『一般サイト(または勝手サイト)』と呼び分けた。


ただ、誤解のないように細くすると、一般サイト公式サイトに比べて、必ずしも

信用度が低いわけではなく、単なるモバイルサイトの種別としての呼称であると

いうことだ。

実際、一般サイトは集客が難しいというデメリットがあるものの、キャリアの制約

なしに自由なサイト運営ができる上、自分たちで獲得した顧客情報を制約なしに

活用できるというメリットから、あえて一般サイトとして運営するCPも多数存在

する。

キャリアに認定されたという信用力と公式メニューからの集客が望めるという点で、

一般サイトとして比較して公式サイトのほうが有利であるという構図はあるものの、

公式と一般にはそれぞれ異なる特徴があることから、

公式サイトはコンテンツ課金モデルを中心としたWebサイト”、

一般サイトは広告収入モデルを中心としたWebサイト”

という形で徐々にすみ分けが進んでいった。

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