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2010.08.06 Friday

ホームとアウェイのからくり

 
ここで、非常に興味深い話をする。

『人が高いパフォーマンスを示すときは、常にコンフォートゾーンにいるときです。』


と本にはあり、当然コンフォートゾーンの外側にいるときは、自分でも想像できない

ミスをしてしまうということ。たまに、『コントロールが効かない』状態になってしまうこ

ともある。


実はこれは、ホームとアウェイの違いと同じだというのだ。

ホームにいるときは、たとえば自分の味方と一緒にいるような場合だ。

一方アウェイというのは、周囲の状況が把握できない、敵を警戒する場合だ。

そんなとき、人は呼吸も上がり、身体的にたいへん緊張し、交感神経が優位になる

もの。そういう状況の中では、まず身体が動かない。

加えて、抽象度の高い思考もできなくなる。

また、そのような状態で人は無意識にこう考えてしまう。

『困難なことをやるべきではない』、『新しい仕事を探すべきではない』


そう、こうやって無意識に、コンフォートゾーンの内側に引き戻されてしまうのだ。

それが例えば弊社社員の、『無難』や、『当たり障りない行動』につながっていて、

また、音痴に対して指摘すると、『音楽は興味ないんで』ということにして誤魔化して

いたのも、これを考えればつじつまが合うのだ。


社員は、ホームとアウェイのカラクリに完全にコントロールされていたのだ。


以前知り合いの会社同士でボーリングの勝負をした時のことだ。

社員が知人に、冗談交じりで茶化された掛け声を掛けられていたあと、ストライクを

連発したのを見て、違和感を覚えていた。

(何かカラクリがある。)

そして、カラオケで遊んだ時のこともそうだ。


この本を読み、このカラクリを知って、ついにすべてがつながった。

社員は、『今自分はアウェイにいる』と感じているとき、能力を発揮できていない


ガーター、音痴、無言、返事の間、パニック、混乱、思考の停止等がそれだ。


そして、『今俺はホームにいる』と感じているとき、もともとの能力をやっと発揮

できている



ストライク、正常な音程、タイミングのいいスムーズな会話、正常な脳の動作等。


これは、かなりの重大な発見だと思っている。

つまり、『アウェイがホーム化したとき、人目や何も気にせず、のびのびと本領

を発揮できる
』という『脱出口』を見つけたのだ。



ボーリングの場合は、あの掛け声によって、

『茶化されてるけど、いい雰囲気だなあ』

と感じ、カラオケの場合は、私のリズムを刻むあいづちによって、

『あっ、社長は味方なんだ。助言をしてくれている』

と感じ、平静を取り戻し、音程を取り戻したのだ。


ボディブローの練習のときもそうだ。

厳かな空気でやれば痛みは増すが、楽しくやればそれも半減する。

私が器が小さく、『こいつが自分より強くなってもらっては困る』という妬みから、

一番最初のボディブローの練習の時から『みぞおち』を狙い、ボディに恐怖を

覚えさせれば、(二度とやりたくない)と思い、練習を避けさせ、

『俺はこんな痛いボディを殴られても平気なんだ』

とアピールし、その後の支配権、上下関係に響かせることもできたのだ。


ホームとアウェイでは、『パワー、能力、ポテンシャルに著しく変化が起きる』のだ。


私はボーリングの勝負の途中、なんとなくそのことに気付き、相手の知人にわざと

その茶化す掛け声を、何度も何度も言わせた。

すると、社員は私の狙い通り、そのたびにストライクを何発も連発したのだ!


そしてボーリングは勝った。

私の目が腐っていなければ、たしかにあの日、うちのチームがいい雰囲気で能力を

発揮し、まとまり、相手チームは乱れていた。

それが勝利を生んだと、私は心の中で一人、確信をしていた。



あの勝利は、偶然ではない。

裏づける話がある。

実は私は、10代の頃、施設で学んでいたのだ。

素人の集まりだが、まとまり、100%のチームプレイで試合に臨み、長年強豪だと

言われている他の名門寮のチームに、バレーボールの試合で勝ったあの経験。


私はそれを決める最後の試合にスタメンで出ていたため、身体で覚えているのだ。


あの日、普段はいがみ合って問題ばかり起こしている生徒と、『敵チームを倒す』

という一つの目標を掲げた仲間同士で、まとまり、奇跡を起こしたことを忘れない。


派手なサーブもないし、不格好なバレーボールだった。

だが、寮生全員の気持ちが極限に近い状態まで高まり、『ホーム化』し、

我々はそれはそれは強いまとまりを見せて、誰もが勝てないと思っていたはずの

強豪チームに、勝ったのだ。


『技術』だけでなく、『技術を引き出す力』が大切だということを私は知ったのだ。

さすがの理性タイプの私でも、勝った瞬間は

『大声を出して皆と喜び合いたい』

という気持ちが、はち切れそうだった。それだけの感動が、そこにはあったのだ。


ちなみにその出来事は、私の施設生活で、三本の指に入る、忘れられない思い出

の一つだ。

それだけ、『ホームとアウェイのカラクリ』の力は、絶大だということだ。
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