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2012.09.03 Monday

ウソップ『この一件をウソにする!!!!それがウソつきとして!!おれの通すべき筋ってもんだ!!!!』


ウソップ『この一件をウソにする!!!!
それがウソつきとして!!おれの通すべき筋ってもんだ!!!!』



かの安岡正篤が、孔子の教えをまとめた本『論語』について書いた、

『論語の活学』



には、『郷原(きょうげん)』という言葉がある。

郷原=世渡りのうまいお調子者

という意味である。


正直に自分の意見を主張して、論戦したり、反対したり、

というようなことは一切しない。

自らの見識、信念に従って堂々と行動しない。

誰にでも調子を合わせて、自分だけ良い子になってゆく人間、

つまり世渡りのうまい人間のことを、『郷原』というのである。


郷原、郷は村、原はまこと・善の意で、

つまり村や田舎の善人である。


<孔子が言われた、

『田舎の善人と言われる者は、

──あの人は善い人だと評判の良い人間は、上っ面だけで調子を合わせて

いい子になろうとするから、かえって徳を損なうものである』と>



確かに、世渡りのうまい人間は、出世するのかもしれない。

財力や、権力を手にすることが、出来るのかもしれない。


だが、彼らのような人間はあまり、人間の模範にならない。

少なくとも私は、『郷原』のような人間は、

本物の人間ではないと、断固として断言する。

それに、彼らの栄光が永続するとはとても思えない。



孔子や、釈迦、ソクラテス、キリストといったいわゆる四聖は、



聞人(ぶんじん。世間によく名の聞こえた人)や郷原を向こうに廻して

自らの信ずるところに従って、堂々と主張し、行動したのだという。


これらの人間が、どれだけ現生の世でも神格化されているかということは、

言うまでもないだろう。



本物は、表層的な評価や、自分の評判などどうなっても構わないのだ。

そういう私利私欲に支配されているようでは、

本当に人を愛し、愛されることはできない。







『偉大であるということは誤解されるということだ。』

byエマーソン


Pythagoras was misunderstood, and Socrates and Jesus,

and Luther, and Copernicus, and Galileo, and Newton,

and every pure and wise spirit that ever took flesh.

To be great is to be misunderstood....


(誤解されるのはそんなに悪いことだろうか。

ピタゴラスは誤解された。

ソクラテス、イエス、ルター、コペルニクス、ガリレオ、

そして、ニュートンも誤解された。

古今のあらゆる清純で賢明な魂も誤解を受けた。

偉大であるということは誤解されるということだ。)












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ウソップ『だからおれはこの海岸で海賊どもを迎え撃ち!!!

この一件をウソにする!!!!


それがウソつきとして!!

おれの通すべき筋ってもんだ!!!!』


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麦わらの一味『 ! 』


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聞人と達人の違いを、孔子はこう説く。


<弟子の子張が孔子に訪ねた、

『士人はどのようであれば、これを達人と言えるのですか』と。

孔子は言う、

『いったいどういう意味であるか、

汝が言うところの達と言うのは。』


『はい、国家の職におっても必ず有名になり、王室や大名家の家老職におっても

必ず有名になる、これが達人と言うものではないでしょうか。』


『それは聞(ぶん)、

有名になるということであって達人ではない

そもそも達人というものは、性質が真っ直ぐで、名や利を好むのではなくて、

人間がいかにあるべきか、また為すべきか、という義を好み

人の言う事、主張することをただ言葉通りに聞くのではなくて、

よくその言葉の奥を察して真実を見究め、万事心得たうえで謙遜に人に下るのである。


だから国家の職におろうが、王室や大名の家老職におろうが、どこにおろうが、

必ず達する、立派に用いられる。


これに対して聞──聞人というものは、世にいわゆる名士というものは、

いかにも表面では仁をとるごとく見え、世の為、人の為というような

仁らしいうまいことを言うが、実際の行いはまるで仁とは違う


しかも自分では一向に良心の呵責もなく平然とその地位におって、

うまく人心に投じ、時に乗じて、要領よく世渡りをしてゆくから、

国家の職におっても、王室・大名に仕えておってもどこでも有名になる』>




よく、『綺麗事』とか、『偽善者』という言葉を使いたがる人間を見る。

だが、彼らはその言葉の意味を理解していないのに使っているのだから、

『私は言葉の意味がわからないアホです』と公言している様なものだ。


『綺麗事』、『偽善者』、この共通点は、

前述した『郷原』、『聞人』のような『ニセモノ』が、

思ってもいないのに、自分の利益の為に、それ相応の善い事を言って見せることである。


つまり、これらのような人間にはそれは当てはまるが、

相手が本当に覚悟していた時、

また、心の芯から真にそれを断言しているときは、これに当てはまらない。



達人は、誤解を恐れない。

誤解を恐れず、利に支配されず、己が信じた義や信念を何よりも重んじ、

真(まこと)の人生を、生き貫く。







ウソップ『この一件をウソにする!!!!
それがウソつきとして!!おれの通すべき筋ってもんだ!!!!』
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