ブッダ『悪口を言われない人はいない。』
ブッダ『悪口を言われない人はいない。』
例えば、
私の内省に付き合ってもらっているこの四聖(孔子、ソクラテス、釈迦、キリスト)でさえ、
悪く言う人は必ずいる。
別の宗教家、
批判的な人間、
頑迷な弱者、
そしてかつての私。
実に多様な人々が、彼らを批判するだろう。
忘れてはならないのは、それらの人々もまた、同じ人間だということである。
人間の四聖に数えられる彼らでさえそうなのだから、
この世に悪口を言われない人はいない。
もし自分は言われたことがない、
自分は人に迷惑をかけたことがないという人がいたら、
この言葉を考えてみるといいだろう。
『汚れるのが厭ならば、
生きるのをやめなくてはならない。
生きているのに汚れていないつもりならば、
それは鈍感である。』
by吉行淳之介
また、こういう言葉もある。
『自分が正しいと思うことをすればよろしい。
しても悪口を言われ、
しなくても悪口を言われる。
どちらにせよ批判を免れることはできない。』
byエレノア・ルーズベルト
まずは認めること。
悪口を言われることは世の常で、
山があり、海があるように、それは不変的な森羅万象である。
そして思い知ること。
人の目を気にすることが、実に愚かな行為だということを。
そこまで突き詰めれば、もう答えだ。
自分にしかできない人生を、生き貫くべし。
ブッダ『悪口を言われない人はいない。』
ソクラテス『よく本を読んで、良き魂を育てよ。苦労して、著者が身に付けたことを、苦労せずに、読者は身に付けられよう。』
ソクラテス『よく本を読んで、良き魂を育てよ。
苦労して、著者が身に付けたことを、
苦労せずに、読者は身に付けられよう。』
私は個人レベルの映画の感想サイトを運営しているが、
そこに『映画を観るコツ』として、こう書いている。
http://www.another-life-a.com/charm/
映画を観るのに、正直『コツも何もない』と思います。
映画を含めた全ての娯楽は、娯楽として楽しむならその楽しみ方は十人十色。
それぞれの楽しみ方で楽しむのが正解です。
しかし、もしあなたが映画を観て、
娯楽のレベルを超えたインスピレーション(瞬間的に浮かぶ考え。勘)
を得たことがあるのであれば、それは映画を120%満喫できた瞬間だと、私は分析します。
何億、何百億もの大金と、時間、そして人間が全力を振り絞って生み出した映画を、
ただぼーっと眺めただけで終わらせるのは、なにか惜しい気持ちになります。
ここでは、全ての映画をその状態、つまり120%で楽しむためのちょっとしたコツを、紹介します。
(省略)
そしてこれは、本も同じだ。
それに、私がこのブログで内省の題材に使っている、『格言』も同じである。
映画や本、格言は、
さらっと観たり、読んだり、聞いたりすることもできる。
だが、
よーく目を凝らし、耳を澄ませ、感性を解放させて入り込み、
自分の人生とシンクロさせ、実体験のように糧にすることもできる。
叡智が詰まった『賢者の足跡』を、
見逃すな。
ソクラテス『よく本を読んで、良き魂を育てよ。
苦労して、著者が身に付けたことを、苦労せずに、
読者は身に付けられよう。』
孔子『克己ある一日を生きる。たったそれだけのことが、この世界に重要な意味をもたらす。』
孔子『克己ある一日を生きる。たったそれだけのことが、
この世界に重要な意味をもたらす。』
かの福沢諭吉は、
『一身独立して一国独立す』
(個々人が独立自存の道を歩むことによって、
はじめて国も独立国家となれるのだ)
と説いたが、
孔子は2500年も前にこれを説いている。
自分一人の行動が、
この世界に影響など及ぼすものか。
そう考えた人も、多いだろう。
正直者は馬鹿を見るというが、
自分だけが踏むべき道を踏んで歩く中、
ウサギに追い抜かれると、損をした気分になる。
そう考えた人が、多いだろう。
私は廃棄物処理、リサイクル、リユースの仕事をしていて、
HPの挨拶にも正直にこう書いている。
『私は不法投棄に罪を持たない人間だった。
自分のゴミのポイ捨てが、どれだけ地球に影響があるものか。
地球規模で考えたら、
自然を壊して作った家や、
排気ガスを排出する車や、
CO2を大量に放出する工場こそが、
”ゴミのポイ捨て”になるだろう。
自分のゴミのポイ捨てなど、ここまで膨れ上がった人間の人間本位な欲望に比べたら、
塵のような出来事に過ぎない。
そう考えていたからだ。
私の視野、器は、人としてあまりにも小さすぎた。』
孔子は言う。
たった一人でも正しい生き方をすれば、
”その分だけ確実に”、この世は正しくなる。
自分一人の力など、
壮大な地球にとって、
多くの人間にとって、
大した貢献にはならないかもしれない。
だが、
それはやらない理由にはならない。
一人一人の小さな心がけが、
大きな気運を、生み出すのだ。
孔子『克己ある一日を生きる。たったそれだけのことが、
この世界に重要な意味をもたらす。』
田中角栄『私が田中角栄だ。ご存じのとおり小学校高等科卒だ。』
田中角栄『私が田中角栄だ。ご存じのとおり小学校高等科卒だ。』
[不撓不屈の政治家 田中角栄]
学歴の低い田中角栄は、
そのことについて卑屈にならず、
エリートに見下されても、
人々に揶揄されても、
決して屈さず、
自分にしかできないことをやり遂げた。
また、田中は吃音症というハンデも背負っていたというのにも関わらず、
彼の演説は、人の心を掴んで離さなかった。
彼は自分ができる努力を、怠らなかったのだ。
『ウサギ』を妬むな。
自分こそは、『カメ』である。
ウサギは徒競走が早い?
それはそうだろう。
だが、海の中ではどうだ?
ウサギは甲羅はあるのか?
カメにしかできないことがある。
それを見極めた者が自分の人生の支配者だ。
田中角栄『私が田中角栄だ。ご存じのとおり小学校高等科卒だ。』